料金改定なく施策開始1か月で1,620円向上
<施設概要>
全20室 温泉旅館
周りにコンビニや飲食店もない
大自然に囲まれた一軒宿
<施設課題>
目標客単価より2,000円程マイナスであり、
料金改定を検討するも
客離れを恐れ、値上げに踏み出せないでいた。
なおかつ、セールやクーポンキャンペーンなどの
参画が相次ぎ、客単価低下に歯止めが効かない状況であった
状況分析
販売データを分析したところ
3ランク(松竹梅)ある料理では最安プラン(販売割合33.2%)が、
部屋も最安の一般和室が売れ筋(販売割合55.3%)であった。
一般和室は部屋数があるので販売割合が高くなるのは必然ではあるが
貴賓室や2間の和洋室など付加価値のある部屋は
販売をしているだけで訴求は無かった。
低価格寄りな販売傾向にある要因として、
施設側に、”周りに何もない宿=売りが無い”、認識から
料金訴求で予約に繋げようとしていたことが挙げられた。
行った施策
宿泊プランの松竹梅ラインナップを
松 料理長こだわり
竹 特選
梅 スタンダード
の表現から
松 ハイグレード
竹 スタンダード
梅 ライト
表記に改め、なおかつプランタイトルや文のリライトを行った
また、付加価値部屋の名称や説明文を
部屋のスペックではなく、
恋人、夫婦、親子3世代やファミリーなど
利用シーン別に”どのように過ごせるか?”を
中心にリライトを行った
結果・効果
施策開始1か月には前年同月比で
+1,620円を達成し販売傾向に変化が見られた。
施策開始6か月後には前年同月比で3,030円達成、
その後は安定的に目標客単価で推移。
料金改定なく客単価を上げる限界を感じ
新たな客単価向上施策を実行中。
<参考>
料理ランク 最安プラン販売割合
33.2% → 25.3%
一般和室 販売割合
55.3% → 44.6%
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